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アイルランドの旅 vol.1

「道を間違ったかもしれない」

標識通りに進んだはずなのに、3年前と同じルートのはずなのに、
アイルランドの西の端ディングルに続く一本道がしだいに蛇行し細くなり、
気づくと断崖絶壁の一本道を上っていた。
車一台がやっと通れる幅をUターンなんてとんでもない止まることもできず、
後ろから来る車に押し上げられるように進んだ。

「右の崖に落ちたらおしまいだ」
そんな恐怖を感じながらかれこれ15分、突然視界が開けた。

山頂に着いたようだった。
誰もがそうしているように、車を停めて外に出た。
命からがら生き延びたあとのような深呼吸。
見渡すと360度、灰色の空と岩、
緑と茶でパッチワークになった草原が広がっていた。
駐車スペースの柵まで進みその向こうを見ると、
はるか下からずっと先まで手つかずの大地が広がっていた。
草原、森、湖、そのかなたに空と海。
遠く古のケルト人もこの風景を見ていたのだろうか。
雲の切れ目から光が射し水面と緑が刻々と色を変える。
音楽を奏でる風に吹かれながら神秘的な光景にしばらく立ちすくんでいた。

これがかのワイルドアトランティックウェイ一端だと気づいたのは、
ディングルに たどり着き、走って来た一本道を振り返った時だった。

 

2016.August

 

 

 

マミフラワーデザインスクール研修へ その2

マミフラワーデザインスクールの講習会を終えて戻ってきました。
中身が濃く得るものがとても多い1日でした。

 

待ち受けのお花たち。

 

 

 

 

盛り沢山のシーズンデザインの発表と実習、

 

 

 

 

講演をしてくださった日本ヴォーグ社社長・瀬戸信昭氏のお話は
未だかつてない大人気。

 

 

講習会後の新年会も久しぶりだそうで
大賑わい&寿司職人実演コーナー大人気。

 

 

 

 

 

 

何かと言えばブーケが贈られた1日でもありました。
新講師の誕生のお祝いに、講演のお礼に、

米寿を迎えた講師の方に、
新年会のガレット・デ・ロワのフェーブが当たった方達に、
ちょうどこの日お孫さんが生まれた講師に、
新年会を盛り上げてくれた寿司職人と割烹着スタッフさんにも。
合計10個!

 

ランチ、新年会、二次会とほかの講師の方々と親しくなって
突っ込んだ話ができたこともとても力になりました。

 

何より、自分が心惹かれ関わっている二つのお花の世界、
マミフラワーデザインとアイロニーが、
どちらも共通して花本位で花への愛に溢れ、
スタッフや関わる人を大切にしていて、
それが自分がここにいる大きな要因なのだと、
改めて気づいて、やっと両脚で立てた気分。

 

新年会会場、マミ会館地下のスペースSOZOに
貼ってある言葉。

 

 

足腰鍛えてフットワーク軽く、
雪道歩いていこうと思ったのでした。

 

マミフラワーデザインスクール研修へ〜その1

今週末は、昨日から
マミフラワーデザインスクールの研修に東京に来ています。

おお、かっこいいブーケがある。

今日の朝移動、朝イチの飛行機にして正解。
全国的に大暴れしている雪の影響で、
もう少し遅い便にした先輩先生たちは、
乗ったものの一度札幌に戻ったり、
欠航で明日の午後になってしまったみたい。

そのせいか、東京も風が冷たい。

今日は、本研修の前のオプション研修で、
資格を取る直前の生徒さんの指導の総復習をしました、

ナチュラルスタイルの小さなブーケの実習も。

終わった後は、景介先生も顔を出してくれて、
講習を担当してくださった廣野先生と少人数の6人でお茶会。

;

お茶のテーブルの上には初春の花、

スノードロップがデザインされていました。

 

今日は大人数での講習会です。

 

ひつじ作りワークショップ終了

1/6、7、PRISTINE(大丸札幌店)で開催した
手のひらサイズのひつじを作ろう by quack factory」
無事終了しました。

今回は、PRISTINEさんのオーガニックコットンを着た
ミニ手のりひつじcottonちゃんを作りました。

quack factory(あひる製作所)はじめての
大人向けワークショップ。
PRISTINEさんからご依頼頂いた時から、ああしようかこうしようか、
どうしたら作って楽しいワークショップにできるだろうかと
いろいろかんがえました。

私、シュミレーションで負傷もしました。

ドキドキのスタートでしたが、
蓋を開けてみるとみなさん、なかなか慣れてます。

そしてそして、ついに
オリジナリティー溢れるひつじたちが生まれました。

こんなに新品種がいっぱい生まれるとは思ってもいませんでした。
(ちなみに、普通っぽい子が勢ぞろいした中に一匹混じっていますが、
それが私が作ったノーマルcottonちゃんです)。

みなさん「自分だけのひつじ」を大事にお持ち帰りになりました。

お声をかけてくれたPRISTINEさん、ありがとうございました。
あひる製作所の新しいチャレンジでした。

とっても楽しいワークショップでしたので、
PRISTINEさんともまたやりたいねと、
そして、今回参加できなくて残念なんて嬉しい声も頂いていますので、
gentle treeでも開催しようと思っています。

気になる方、しばしお待ちくださいね。

2017年のご褒美

大晦日です。

あと30分で新年というところで、
2017年をふりかえっています。

今年は、1月にフレンチスタイルの、アイロニーの花に出会い、

谷口さんによるシャンペトルブーケ

その魅力に捉えられ、学びの場を得て、
秋からはアイロニーフラワースクール認定校をスタートさせました。

ある日のレッスン風景

一年も大詰めのクリスマス前のある夜、
レッスンの後だったのですが、とても嬉しい報告がありました。

ご本人の了解を得てそのまま載せさせてもらいます。

「今回メールしたのはちょっとした事だったのですが、
先生にお知らせしたいお話がありました。
作品をセロファンのまま抱えて円山クラスを歩いていると、
お孫さんを連れたおばあちゃんが
私の作品にフレッシュなの?と注目してとても感動してくれました(^^)
今まで見た中で一番キレイなアレンジ!すごく好き!と言って、
使ったもののひとつひとつの材料に興味を示し
これは?これは?と質問されていました。
お孫さんの手にはドライフラワーが数種類覗いて見える紙袋。
おふたりともお花が好きな様で、
最近は大きな枝もののリースを作ったそうです。

おばあちゃんはお孫さんに、
「こんな素敵なお花をくれるような男性と一緒になりなさい」
とアドバイスしていました笑
ちなみにお孫さんは大学生でした。

15分くらい作品についてお話したり、
セロファンの隙間から漏れる香りに気づかれたり、
じっくり作品を観察されてだいぶ気に入られていて…
やっぱり素敵なデザインなんだな、と改めて感じました(^^)

ちょっとしたお話で説明が長くなりましたが、
先生にお知らせしたくてメールしてしまいました!」

*
*
*
自分の中では大きく変わったと年といえる今年の年末、
クリスマスが近づいてきたその日、
この一年、ああ、よかったと、素敵なご褒美をいただいた、そんな気分。
とてもとても嬉しくなる出来事でした。

そんなことをつらつら書いているうちに、
ああ、2018年になってしまいました。
ムソルグスキー「展覧会の絵」を聴きながら….。

Merry Christmas!

Merry Christmas!

皆さま良き日をお過ごしください。

秋のひと時、北大にて

先日11/3 文化の日は、母校である北海道大学、
北海道大学総合博物館にて開催中の
第2農場ガイドツアーへ。

第二農場に向かう道。
在学当時とずいぶん変わったような。

 

受付

 

先日暴風雨で断念したリベンジ、この日は快晴、秋晴れ。

 

 

 

目的は、ツアーに参加した方がいただける
北大総合博物館と蒲原みどりさんコラボの、
みどりさんの絵がプリントされた
オリジナルトートバッグプレゼント!

蒲原みどりさんが描いた牛

 

これを描いたのです。

 

でしたが、卒業して(在学中から)不良学生だったため、
ほとんど初めて聞く北大の歴史、で、たいそう楽しめました。

 

 

ヒツジもいました

 

ガイドをしてくれた先生。
クラークさんのポーズと一緒(笑)

 

こんな素敵な植物画も展示していました。

 

モデルバーンは国の重要文化財。

 

 

その成り立ち仕組みや、クラーク博士や生徒たち、
後を継いだブルックス氏の志と努力に
グッと来たのでした。

新渡戸稲造が書いた字。
すごい人だったんだな。

 

北海道に残る貴重な木造建築と
秋の北大構内の自然を満喫しました♫

 

 

ヤドリギがぶらさがっていたような…。

 

音楽づいてます

先週末と今週末は音楽づいていて、
明後日開催の”花で絵を描く音楽会”のリハーサルでは、
超高速アイリッシュの演奏にハートを射抜かれ、

コーネリアスにライブでは、ドラムの振動とかっこいいパフォーマンス、
と真逆な小山田くんの変わらぬ声に、意外にもノスタルジックな気分になり。

どっちもCOOL! COOL!って、表現は今も有効だそうな。

今日はそれを教えてくれた英語の先生でミュージシャンDelainaのJazz Live。
ヤドリギが結んでくれ2年越しの縁。楽しみ。

********

22日の”花で絵を描く音楽会「シャムロックの小道で」”は
そろそろ満席、締め切りにしようと思います。
いつも込み込みになってしまうので、少し余裕を持って、
来てくださる方にゆったり楽しんでもらいたいなと思います。

いらしてくださる皆さま、
アイリッシュミュージック、星さん、たまみさんのファンの方、
先行展示をご覧になりたくて来てくださるfuru*furuさんのファンの方、
私のお花の生徒さん、
楽しんでくださいね。

今日、明日はリハ録音を何度も聴きながら、
花絵のシュミレーションを頭の中で繰り返します。

ハロウィンまであとひと月

ハロウィンまであとひと月。
季節ごとにおうちのエントランス飾りに伺っているお宅も、
あひる製作所が数年前に作った
木箱や “どこでもドア”をハロウィン仕様に。

いつも控えめでニコニコしている奥様とかわいいお嬢さまたちに合わせて、
飾りはいつもさりげなくナチュラルに。

初夏に植えた植物が驚くほど元気でいてくれて、
少女のようなキラキラした笑顔で、奥様に「かわいい 」と言ってもらえて、
こちらの心も和みました。

大きなハロウィンかぼちゃは、岩見沢の森井農園さんから。

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